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ラグビートップリーグのチケットに関するいくつかのメモ~LINEチケット編~

 ラグビートップリーグのチケット購入についての簡単なエントリーを書いたのですが、

ippyiwa.hatenablog.com

 

 いくつか質問がきたのでお答えする形でもう一本。

今回はスマホLINEチケットについてです。

トップリーグ以外の場所でも導入されているらしいのですが、使った事がない(とか使い方が公演によって違うとかあるかもしれないので、トップリーグの試合におけるスマホLINEチケットの発行と分配の仕方を記しておきます。(特に難しいものでもないんですけど、一応ね)

 

購入の説明は上記のエントリーでしてあるのでそちらをご参照ください。

スマホLINEチケットの購入はクレジットカード決済のみです。なのでコンビニにどうこうという案内が来たとすればそれは紙のチケットなのでコンビニに行って払い込み、発券を行ってください。選択後の変更はできないんじゃないかなぁ(やったことがない)

 

まずはログインをします。すると中段の方に

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購入したチケットの一覧が出てきます。

 

そのなかで以下の画像で青〇で囲ったアイコンのついているものがスマホLINEチケットで発行できるチケットです。

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で選択するとこんな画面に。

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そして見てわかる通りLINEの「ラグビーチケット」アカウントとお友達になる必要がありますので、お友達になってなければまず追加を。そしてここに書かれているサイトコード、チケット引換番号、電話番号下4桁は絶対に使うので全部コピペするなり紙に控えるなりしてください。(いちいち見直すのでもいいですけど)

 

お友達追加と数字を控え終えたら、次にLINEで「ラグビーチケット」とのトーク画面を開きます。(自分は何度か使ってるんで綺麗な状態でないのはお許しを)

 

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で「チケットメニュー」というところがあるのでそこを押すと

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色々なメニューボタンが開きます。そしたら「チケット発券」をタップ。

すると向こうからメッセージが来て手続きが始まります。手続きの全容はこんな感じ。

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これで受け取りは終了です。

 

そして分配ですが、まず向こうから送られてきたチケットのURLを開きます。

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こんな画面です。買った枚数分これがあります。(フリックすると次のチケットが見える)

で、分配ボタンをクリックすると分配方法が選べますのでご都合がよいものを選んで分配してください。

 

ちなみにチケット画面が白くて不安になる人もいると思うんですが、バーコードを読み込ませるのではなくデジタルのスタンプみたいなものを押してもらう感じです。

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昨年のですが、使用済みはこんな感じ。

 

特に難しいことはないと思うんですが、まぁわからないことがあればまたお尋ねいただければわかる限りのことはお答えします(特に中の人でもないので、不具合とかは対応いたしかねますよ)

ラグビートップリーグのチケットに関するいくつかのメモ(主に初めて買う人向け)

今週末、ラグビートップリーグのチケットが一般発売されます。
 

ラグビーワールドカップを機に観に行きたいなぁと思ってくれた人もいるかもしれないんですが、「チケット買えなかった!」とか「買い方わからない!」とか(そんなに難しくもなくもないんだけど)そういう理由で、せっかく興味を持ってくれた人がラグビーから離れてしまったら本当に辛いです。悔しいです。選手たちにこんなムービーもう作らせたくないです、ほんとに(笑)

 


「トップリーグの逆襲 完全版」WEBムービー

 

なので、チケットについて調べた人の問題が少しでもわかればなと思って一応まとめておきます。(難しいこととか特別なことは書いてないので、足繁く通われてる方には一切役に立たないと思います)

 

一応確認したりはしてますが、間違いとかあったらごめんなさい。

 

 

まずチケットの一般発売は

11月10日の10時から

各種プレイガイドとTicket Rugby

での販売になります。いずれも登録は必要なので事前に登録をお済ませください

そして

今回の発売は

第10節(3/28,29開催分)までのチケット

が販売されます。

自分はいつもTIcket Rugbyを利用しているんですが(故に他のはわからない)、試合によりますが、分配とかが簡単にできる「スマホチケットLINE発券」できるのが便利だなと使っていて思います(主に行くのが秩父宮だからだと思うんですが)。

あとプレイガイドはできるのかなぁ?TIcket Rugbyだと指定席の座席指定が出来ます。

 

プレイガイドでの買い方は説明も要らないかなと思うのでTicket Rugbyでの買い方をちょっとだけ。(JRFUクラブ会員メニューなんで一般の画面と違ったりしたらごめんなさい。ご参考までに)

 

ログインしたら一番下の

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発売リストをクリック。

 

すると

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こうやって売ってる試合の一覧が出てくるので選択するのみです。(チケットが残ってる試合ではなく、発売日がすぎた試合です。またトップリーグ以外の試合も入ってます

 

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LINEチケットに対応してる試合のみ2つ表示されるので発券の仕方お間違いのないように。(表示されないということは紙チケットのみということ

 

 

でお値段はこちら

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チケットの席種なのですが、見ての通り秩父宮のみ指定席あり」です。

自由席というと見えにくさや立ち見必須かというところが気掛かりかもしれません。

ご安心ください。

指定席エリアがめちゃくちゃ狭く、ほぼ自由席です。

(マーケティング的に~とかそういうのは今は言うのなし)

なので自由席だからとしり込みする必要全くないと思います!!

むしろ早起き等のハードワークすれば好きな座席に座れるチャンスがあるのがトップリーグ!(ポジティブ)

 

ただしこれは

トップリーグの試合に限った割り振りです。

(今年はほぼ完売してますが)早慶戦早明戦や(これから発売される)大学選手権ではまた変わります。

 

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ちなみに秩父宮の以外の会場はこちら。

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また2試合開催される場合は1枚で2試合見られ、基本再入場可です。

どちらか一試合だけ見るもよし、両方とも見るもよし。お得!!(収益性とか言わないの)。
また、第一試合が目当てで第二試合を見ない人というのは個人的な実感で言えばそれなりにいます。なので、第一試合と第二試合で見る位置を変えてみたりするのも面白いかもしれません。(俺は面倒だからあまり動きませんけども)

そしてサッカーとか野球みたいにホームとビジター/アウェイの明確な区別は特にないです。会社の人ですかね、応援団が割と固まって座ってるというのはよくありますが、そっち側にどっちのチームが座らないとトラブル…みたいなのは基本起こらないはず(身に降りかかったことはない)。

 

そして余談ですが(今年はまだ詳細が出てないものの)最近のトップリーグ試合終了後にグリーティングタイムというファンサービスを行なっています。(あれいつからはじまったんだっけ)

 

具体的にどんなことを行なっているかは過去のプレスをご参照。

www.top-league.jp

こんな感じなので、前の方がハイタッチの時のポジション取りとかには有利なのかもしれませんが、試合は見えにくいです(全景を見るなら若干高い位置から見た方がよいです)。座席取りのご参考にしてもらえればと。

 


またこのグリーティングタイムに熱中しすぎる人も多いようで、こんなプレスもかつて出ました。

www.top-league.jp

自分は全然参加しないんですが、グリーティングタイムはいいサービスだと思います。ただまぁ信頼に基づく好意だと思うので、いきすぎた行動が見られないといいなぁとは思っています。

 

 

次に日程ですが


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みにくかったらこちらでみてください(というかここから持ってきただけ)

https://www.top-league.jp/wp-content/uploads/2019/10/tl2020_schedule_t3_191030.pdf

 

ついでに日本代表選手の所属チームと海外のワールドカップに出てた選手の加入チームを。

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 で、購入するときに気を付けたいのがサンウルブズの日程です。

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(出典:https://sunwolves.or.jp/information/article/6907/

サンウルブズというのはスーパーラグビーという国際大会に参加している日本で唯一のチーム。日本代表なのかと言われると他国の代表選手や資格のない選手も参加している一方で、日本代表選手も多く参加していて、位置づけが非常に難しくて、そこがラグビー協会とチーム運営母体であるジャパンエスアールとの距離感になっていったんですが、それはいったん置いておきます。

 

例年であれば国内リーグが2月ごろに終了し、そこからサンウルブズと契約した選手はサンウルブズに参加してスーパーラグビーを戦うという日程なのですが、今年はワールドカップの影響で国内リーグの開幕が遅れたため、スーパーラグビーと国内リーグの日程がバッティングします。それ故にどういう選手選考になるのかが正直自分には読めないです。(運営団体が別なので連携が良くないです。昔から散々言われてる事ではあるんですが、申し訳ないなぁというかしっかりしてくれよな感はずーっと持ってるんですけども)

 

なのでお目当ての選手がスーパーラグビーに参加する/しないでトップリーグで/サンウルブズで見られなくなる可能性はあるので、サンウルブズのスコッドが発表されてから観に行く試合を決めるというのもありなのかもしません。参考までに自分は特に個別の選手でどうこうというのがなく、海外の選手を見たいのでサンウルブズと被る日はサンウルブズ優先というスタンスにしています。

 

11/3から先行発売が始まったJRFU会員の先着で売り切れてる試合、席種もあったりするようですが、まだ一般でも買えるチャンスはあるみたいです。

 

 

 

またトップリーグの開幕は1/12ですが、11/16からはトップチャレンジが開幕します(チケットは発売中)

rugby-kansai.or.jp2019年の日本代表で言えば近鉄にトンプソン・ルークがいたり、コカコーラにウィリアム・トゥポウがいます。(地味に近鉄にはウィル・ゲニアとクウェイド・クーパーというオーストラリア代表の経験もある選手いるんですよねぇ。)

 

また1/11の決勝に向け全国各地の大学ラグビーも盛り上がってます。

www.rugby-japan.jp

11/23の早慶戦、12/1の早明戦、1/2の大学選手権準決勝、1/11の決勝はNHK(地上波)でも放送すると思うので是非みてみてください。(例年放送しているので今年もしてくれると思います。)

 

一緒に日本のラグビー盛り上げましょう!

 

わからないことがあればtwitterのアカウントの方へお問い合わせ頂ければわかることはお答えします。(そしてトップリーグアカウントさん、めちゃくちゃ画像借りました。もしこれを見てあかんようでしたら同じくご連絡ください)

 

ラグビーワールドカップ2019観戦記③~9/22 イタリア v ナミビア~

ニュージーランド南アフリカの試合を見て新幹線に飛び乗り、日付が変わるころに大阪へ到着したわい。その後友達と飲み明かした俺は・・・(ということで続きです)

9/22 イタリア v ナミビア(花園)

恥ずかしながら行った事なかったんですよ、花園。行くならこのタイミングだよね!ってことで試合云々というよりスタジアム行きたくてチケットを買った試合。
友人と上本町で待ち合わせしてラーメン食ってから近鉄へ。

f:id:ippyiwa:20191030120804j:image上本町にある彩華のラーメン。細麺でうまかった


東大阪市の意地なのか近鉄のプライドなのかわかりませんが、飛田給に止める電車と止めない電車が混在する京王と違って、全ての電車を東花園駅に停車させるというアナウンスを聞いた気がします。(混雑嫌だから各駅停車で行ったんだけども)

f:id:ippyiwa:20191030120911j:image東花園駅の看板。下の名称がテンション上がる
f:id:ippyiwa:20191030120905j:image駅出てすぐのコンコース。帰りはここに柵置いて導線を作る

東花園駅を出るとロータリーがあって、そこから横断歩道を渡らないといけないのですが、自分が行った日は道路を通行止めはしておらず、横断歩道のところがややボトルネックで道いっぱいに人がいる状態でした(ただし道路に溢れないように警備員さんはいっぱい)。

横断歩道を渡ると通称「スクラムロード」。飲食やグッズの出店ありIQOSのお試しブースありのいい意味で大阪感溢れるボランティアの人の歓迎を受けながら歩くこと10分くらいで到着します。敷地が広いために入場口に向かいながら企業ブースを楽しめる作りは非常にいいなと思いました。

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駅からスタジアムに続く道。さすがはラグビーの街
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謎の手洗い場。ゴミ箱が横にあるから分別した時に汚れた手を洗うためなのかな?
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スタジアム正面

 また自分が行った日は横にある花園中央公園野球場でファンゾーンが併設されてたのですが、ここが非常に良かったです。正面入り口からは若干歩くものの、なかなか立派な球場を丸まる使っていて、ビューイングスペース、飲食スペースに加えて外野の天然芝の上でできるタグラグビー体験コーナーは本当に楽しかったです。タックルダミーまで使ってすごい本格的だったのがさすが。タックルダミーに本気でタックルして脇腹痛めてしまいました。

ちなみにその体験コーナーのメニューとしては1対1のランニング~トライしてからボールを持ったまま走ってヒッティング~パスしてタックル、というメニューでした。

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花園中央公園野球場の中。左の四角にエリアでラグビー体験ができました
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PVもできるし、飲食もできる。少量ながらグッズも売ってて地味に穴場

スタジアムは新設なだけあって、綺麗だし専用スタジアムだけあって近くて見やすいし本当にいいスタジアム。ワールドカップ終わってからでももう一回来たいと心から思うくらい。本当に来てよかった。

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新設のスタンド

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旧フィールド①
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旧フィールド②
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喫煙所までもラグビーモチーフ。すんばらしいね、ほんと

試合は大方の予想通りイタリア優勢。ナミビアも先制したりと頑張ってはいるんですが、いかんせんタックルの一つ一つの精度があまり高くなく、下がりながら守る状況で組織的なディフェンスというのができてなかったかなと。FWの強さが目に見えて明らかな感じでした。とは言えイタリアのミスもあって前半は試合としてもまだ楽しめる展開ではありました。

ただ後半早々から降ってきた雨のせいなのか、スタミナのせいなのか。ナミビアの後半の入りの時間帯が惜しかったです。まぁ時間が経つにつれ心身ともにすり減ってきた後半の粘りがこれまで散々日本代表がぶつかってきたティア1の壁ではあるんですけども。

まぁイタリアのワンサイドゲームになってくると日本人の判官贔屓が発揮されて、スタジアム全体がややナミビアを応援する雰囲気になっててイタリアから来たのであろう、イタリア応援団(3人)もThe BeatlesのYellow Submarineのメロディでイタリアへの応援を促してましたが、違うんだ・・・イタリア嫌いなわけでも応援してないわけでもないけど、日本人はああいうのに弱いんや・・・。
ただまぁ試合展開の割に全体的にスタンドの集中力は途切れてなくて、拍手したり歓声が飛んだりため息が響いたりでラグビーわかってるというかラグビー好きな人多いんだろうなぁという印象でした。(ウェーブとか起こらなかったしねw)

 

また少し触れた通り試合中にゲリラ豪雨に襲われました。大会の取り決めでスタンド内で傘の使用は禁止。なのでカッパを用意しておいたんですが、いるんですよね、持ってきてない人(笑)

で、まぁしゃあなしに傘をさしてるんですが、当然係は注意をしにきます。で、その人も悪いと思ったのか一番後ろの立ち見できるとこに行き立って傘を。が、しかし。席に座って傘をさしてはいけないんじゃなくて、スタンドエリアで傘が禁止なのでまた注意に・・・というなんかコントのようなことになってたんですけど、ボランティアの人も好きで「傘さすな」って言ってるわけじゃないんだろうけど、じゃあそういう例外許すと。。。ってなってくるし、難しい話だなぁと思いました。

そして雨の中でも元気に(元気ではなかったかなw)働く売り子さん。雨降ってて財布を出すのすら億劫だったんだけど、雨が上がってからは労いの意味も込めてビールを一杯余計にいただきました。雨降ってる時間はやっぱり全然売れなかったらしく、あの時間は雨宿りをしてても問題なかったような気もするし、その方が賢明だった気もするけど、そこで頑張ってくれてる人のおかげで試合楽しめてるしなーってことでお礼の意味も込めて。


ロングハイライト/イタリア代表 v ナミビア代表【ラグビーワールドカップ】

 

帰りもまた近鉄の意地なのでしょうか、駅前のタクシープールを潰して、入場の列をうまく作ってコントロールしていたのでスムーズに電車に乗って座って帰ることができました。(収容人数も2万人くらいなんだけどさ)

それはさておき、行ったスタジアムで一番満足度が高かったのが花園。近鉄の頑張りやスタジアムの良さもあったのですが、(苦手な人もいるんだろうけど)大阪の人の対人スキルというか甲子園とか串カツ屋で横のおっちゃんおばちゃんとかといつの間にか仲良くしゃべってるあの感じがボランティアのホスピタリティみたいなところに反映されてたような感じがします。あれはボランティア用に教えてなんとかなるスキルじゃないんだろうなぁ。(ちなみに個人的にはレシートがうまく出てこないのに焦ることなくダルそうに「出てこーへん・・・なんなん・・・」って愚痴って「レシートなくていいですよ!」と伝えると「あ、ほんま?ありがとう。ほななしで」と笑顔を見せるどころか困った顔のまんまダルそうに伝えるお姉さんが東大阪感あってツボでした。)

まぁでも大阪云々に限らず今大会、ボランティアのレベルすごい高いと思います。(実は応募しようとしたんだけど、参加する日程にも規定があって「俺は一つでも多くの試合が見たいんだ!!」と思っていたので申し込むのを見送ったんですが)

東京オリンピック、この人たちと比べられて大丈夫なのかな、って心配になるくらい快適に、気分良く観戦することができました。ちなみに帰り道とかにボランティアの人のユニフォームとバッグを持って帰宅する人とかをみることがちょいちょいあったんだけど、あれって支給されるのかなぁ。支給されるんだとしたらうらやましい。

 

まぁそれはともかく。今回の円滑な輸送を行い、大阪をホームとし、日本代表のトムさんことトンプソン・ルークも所属する近鉄ライナーズの試合も花園で行われたりするので、ワールドカップラグビーにはまった大阪の人、いらっしゃればスタジアム(と試合)を味わいに是非花園へ足を運んでいただければと(突然の宣伝)

 

 

ラグビーワールドカップ2019観戦記②~9/21 ニュージーランド v 南アフリカ~

 

9/21 ニュージーランド v 南アフリカ(横浜国際陸上競技場)

地味に開幕戦からワールドカップ開幕戦から3連戦のスケジュールで、翌日に花園で試合を見る為に試合終了後に大阪へ移動するプランにしたせいで荷物がパンパンに。東横線に乗って菊名→新横浜と移動したんですが、東横線の段階で緑と黒のジャージを着た人がいっぱい。改めて「ワールドカップが始まったんだなぁ」と感じた瞬間でした。
大学時代にニュージーランドへ旅行した友達に冗談半分でお願いしたら本当に買ってきてもらえたオールブラックスのジャージを大事に飾ってたんだけど、「着るならいまでしょ!今着ないでいつ着るの!」ってことでこの日はオールブラックスのジャージを着ての観戦。

 

ルートとしては小机とか新横浜からの2パターンあるんですが、。こっちの方が通りとして賑やかで雰囲気も楽しめるだろうという判断から新横浜を選択。
新横浜でイベントがあると横浜線や駅が混雑するのはいつものことなので割愛。駅からスタジアムまでの道の幅が広いので結構多くの人がいるのにのんびり歩けたイメージ。

 


ただここのスタジアムは東京スタジアムとかと違って荷物検査がスタジアム周辺じゃなくて敷地の入り口(新横浜から行くと横浜ラボールと横浜労災病院の間のピンを打ってあるところ)で行うので人は一気に並ぶ感じ(その分係の人も多いから列の流れもすごい早いけども)。ただしこれは東ゲートの話で西ゲートはスタジアムギリギリまで行けるんですけどね。(ただ大正製薬のブースがリポビタンDとか配ってるのは東ゲートの方だけだと思う。西では発見できず)

 

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荷物検査の列。海外の人多めでした
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荷物検査を超えてチケットゲートに向かう東ゲート橋

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このスタジアムは広すぎる、高すぎるのが難点っちゃ難点で2階席と言われるところに行くには4Fから7Fへ階段でいかなくてはならず(つまり1階席は4F)、トイレとか飲食補給するにも階段の上り下りが発生するので要領よくこなしていかないと無駄に歩くことが多くなりそう。

またこの日の段階では食べ物の持ち込みが禁止だったんだけど(事前にわかってたから食べてきたけどね。)メニューの看板に「Sold Out」みたいなステッカーなりを張っていなかったので無駄に並んだ末に「食べ物はすべて完売しております!」とかあとで言われてる人を見ました。収容人数が人数なので発注の数が読みにくいしロスが発生したらすごい額になりかねないからそこは文句言わないけど、東京スタジアムと花園は売りきれ表示の対応をきっちりしていたのでこれはオペレーションの問題かなと思いました。

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座席からの光景

で、そんなこんなで席に座ってみると前後左右全て真っ黒。全員仲良さげに話してたからパックとか団体旅行で来たんだろうなぁ。
ハーフタイムの時に横にいた夫婦と話す機会があったんですが、ウェリントン(北島)からいらっしゃったとの事。自分が高校の時に行ったのはクライストチャーチ(南島)のマレハウハイスクールという小さな学校だったので、諸々噛み合わないことだらけだったけど(笑)「ニュージーランド好き?よかった?」「めっちゃ好きやで!また行きたいくらい!」「あなた最高ね!」みたいな会話ができたので良し。(ちなみに英語でしゃべったのを意訳してます)
中でも旦那さんにオールブラックス好きだと伝えたら「じゃあ君はラッキーだな!日本代表も応援して楽しめるし、オールブラックスの試合も楽しめる。最高じゃないか!ワールドカップを存分に楽しんでくれよな!」っていわれたのがなかなか印象的でした。(さすが既に開催した国の人・・・ってかそうだよな、あんたらほぼ負けへんしな・・・って思ったのは秘密)

 

試合の方はなかなか息詰まる展開で80分があっという間でした。序盤こそ南アフリカが押してたけど、なんだかんだNZのペースになってたなぁというイメージ。ブレイクダウンやスクラムなんかではNZが優勢で「いや、君たちそこで負けてどうすんのよ・・・」っていう。そして南アフリカはタックルもミスが多く、タックルに行くものの少しずつゲインを切られて後手に回ったところを、チャンネル2と3の間みたいな位置にボール動かされてやたらゲイン切られてたイメージ。アタックでコルビーの素晴らしいランニングもあったんだけど、どうも魅力を感じなかったなぁ。ポラードのドロップキックも見事だったけど、あれも意図的or作戦というよりオールブラックスのディフェンスが固くて・・・という印象。ドロップゴールで4点差に迫ったけど、「オールブラックスは負けないだろうな」という気持ちが強かったです。

 


ロングハイライト / ニュージーランド代表 v 南アフリカ代表【ラグビワールドカップ】

 

 6万7千人入るスタジアムだけあって、帰りはすごい人だかり。とは言えチケット確認所だった場所(東ゲートの端)がどうしてもボトルネックになってはいたものの歩けないなんてことはなかったです。子供とかいるとはぐれやすいかもしれませんが。

時計を見ながらEX-ICアプリで乗る新幹線を変更しつつ無事新幹線へ乗車。下りに乗る人は限られていましたが、上りの新幹線、あるいは横浜線に乗ろうとする人の数はなかなか。日本vスコットランド戦は工夫がいるなぁと思いつつ、大阪へ向かったのでした。

 

そしてすっごいどうでもいい情報だけどけど、ありあけハーバーが南アフリカの人にめっちゃウケてたようで買い求めて列ができていました。いや、確かにおいしいけど、そんなに並ぶほどなのかっていうw

 

 

 

「エディ・ジョーンズ~異端の指揮官~」(東洋館出版)読書感想文

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勝戦前に無事読み終えましたわ、評伝「エディ・ジョーンズ~異端の指揮官」。

個人的な感想を言えば、個人的には面白かったし、間違いなく有用だった。ただ誰かに推薦する時は相手を選んで推薦する本かなというのが本音。

 

まず自分がエディ・ジョーンズのことを初めて知ったのは2003年ワールドカップ。その後レッズや南アフリカ代表に関わりつつサントリーのヘッドコーチになって「あ、まだこの人元気やったんやなぁ」とか。あの頃は今ほど便利というか携帯見てれば情報が入るという時代でもなかった(その代わり調べたらちゃんと情報得られた時代でもあったと思うけど)から大雑把に経歴を知ってるだけ、というレベルだったし、日本代表の監督になってからも履歴書的なキャリア遍歴と簡単な実績は知ってますという程度。(どうでもいいけど、2003年の決勝は本当に面白かった・・・)


RWC 2003 final highlights: Wilkinson drops for World Cup glory

 

この本はコーチとしてのエディ・ジョーンズだけじゃなく、ラグビーを始めた頃からアマチュア選手時代、ワーカホリックと言われるようになるきっかけを得るインターナショナルグラマースクールでの出来事、そして引退後のコーチとしてのキャリアが詳細に書かれてるのでエディ・ジョーンズがどんな人間なのか、なぜ異端なのかとか。そうした点は間違いなく理解できるはずなので、自分にとっては「面白かったし有用だった」。タイトルに偽りはなくら「異端の指揮官」だなと改めて思う。

 

この本のいいところでもあり、悪いところでもあるのが(当たり前のことなんだけども)エディ・ジョーンズのキャリアを縦軸にしつつも生まれ育ち、選手としてもプレー、そしてヘッドコーチを務めていたオーストラリアのラグビー事情や2003年には因縁の相手、2015年にはヘッドコーチとして率いることになるイングランド代表並びにRFU(イングランドラグビー協会)やアドバイザーを務めることになる南アフリカ代表とSARU(南アフリカラグビー協会)とのやりとりや事情が横糸としてバンバン出てくるので、ある程度のラグビー世界史の理解がないと読んでてもしんどい(ノンフィクションとして楽しむのもありかもしれない)と思う。いちいち登場人物に注釈とかつかないし。

逆に言えば日本語で書かれたもので世界のラグビーについての断片的な知識や当時の裏側とかを知る、整理することができる本ってあんまり多くないので、この本はそういった意味では買う価値があると言えるんじゃないですかね。

また綺麗に時系列に沿って書かれてるとも言いきれなくて、章が変わって主語が変わるとちょいちょい年代が戻った話になってたりするので、サクッと読めるか、あるいは万人に勧められるかと言われたらノーと言わざるを得ないかなと言うのが正直なところ。

 

また日本代表時代の記述はあっさりしてる印象があって(サントリー時代なんてホントにごく僅か)、比率としてはオーストラリア代表監督として迎えた2003年ワールドカップとか現在進行形のイングランド代表時代の話が多めにも感じられる。

なので4年前の日本代表チームについて知ることを期待して買うならこの本ではないと思う。

 

最後にこの本を読んで感じたことを何点か。ネタバレは極力しないようにしてますが、そう思われたら嫌なのでまあ以下飛ばしたい人は飛ばしてください。

 

まず思ったのはエディ・ジョーンズが紹介される時に「選手として目立ったキャリアはなく~」的なことを言われたりするんだけど、ランドウィックという1980~90年前半かな?くらいにオーストラリア国内で強かったチームのフッカーとしてレギュラーだったし、ホント口の悪ささえなければワラビーズのキャップを得られたんじゃないかなぁと思う。ノンキャップだから「目立ったキャリアがない」と言われるのも仕方がないんだろうけど、選手としてボンクラだったという訳ではないんですよねぇ。

 

次にエディ・ジョーンズというとやっぱり切り離せないのが口の悪さ。この本にもエピソードがいくつも載ってて「皮肉の用例ハンドブック」なんじゃないかとちょっと思った箇所も合ったりする。

頭良すぎて口が達者だからなんだろうけど、読んでいて「もう少し柔らかい言い回しあったんじゃないの…」とか「言わなきゃいいのに(笑)」と思わされるところもそれなりにあるんだけど、割と差別がドギツいオーストラリアでクウォーターだけどオージーとして育つに必要なのは「空気を読む」とかやってたら余計な苦労ばっかりしたのかもしれませんなぁ。

 

というわけで、この本を読んだからってマネジメントとか組織論とか。そういうものの参考にはならないと思う。真似できないだろうし、しない方がいい(笑)

毀誉褒貶激しい人なんだろうけど、(オールブラックスでもないのに)監督として2回、アシスタントとして1回ワールドカップの決勝を経験した人っていない(はずだ)し、ワールドカップに4回関わり、24試合で2敗しかしてない(2003年の決勝と2015年の日本-スコットランド)実績は間違いなく、ラグビーに関する知識は本物だと言わざるを得ないんだよねぇ