Negicco live tour Rice & Snow 甲府公演
どうも、松本です。(B'z感)
というわけで、早々に松本に移動してご飯を食べて今に至ります。
夜ご飯を食べたお店なんですが、溶岩焼きという焼き肉や
タラの芽等なかなかおいしいものをたらふく食べたのに、一人頭3000円とかで、安っぽい言葉ですが、コスパに感動しました。
ちなみに一番好きだったのはビビンバみたいなやつです。
というわけでNegiccoのツアー三カ所目、山梨県甲府はKazoo Hallに行って参りました。
アクセスという点では一時間に一本しかないとかいう身延線にのった挙げ句、駅から10分以上歩くという圧倒的な悪さを誇るわけですが、箱としてはステージも高いし、音もクリアに聴こえるし、好きな箱でした。ただまぁ前と後ろだと聞こえ方が違う、っていう人もいたので、場所とアーティスト次第なんですかね。
というわけでセトリです。
1. パジャマ・パーティー・ナイト
2.ネガティヴ・ガールズ
3.1000%の片想い
4.クリームソーダ love
MC①
5.恋のExpress Train(長谷Mix)
6.Blue,Green,Red and Gone
7.二人の遊戯
8.裸足のレインボー
MC②
9.光のシュプール
10.相思相愛(あら恋Mix)
11.さよならミュージック
12.圧倒的なスタイル
13.トリプル!Wonderland
EC
MC③
EC1.自由に
EC2.トキメキ☆マイドリーム
でした。
今回は曲中のアクシデントが多かったですね。
『1000%の片想い』でまずぽんちゃがコケる、『光のシュプール』でまたコケる。そして『トリプル!Wonderland』では1番のサビ前のフリでかえぽがライト?に手をぶつける、おまけに2番はダンスのフリを一個飛ばす、となかなか狙ってできる事でもないな、という事が立て続けに起きてました。
今日のライブで結構目が引かれたのはかえぽのダンスでした。
ぽんちゃのダンスは動きがダイナミックでフリを覚える時にはまずぽんちゃを見る様にしているくらいなんですが、かえぽのダンスはまたぽんちゃのと違う良さがあるんだなーと再認識。
というのをすごく感じたのは『Blue,Green,Red and Gone』の間奏でした。静と動というと大げさなんですが、メリハリがある感じで同じダンスでもNao☆ちゃん、ぽんちゃとはまた違った動きに感じられるというか。一連の動きの中で見せ所?を作っているのかな?なんて感じました。
また、先週の千葉の特典会終わりの挨拶で『今ダンスがすごく楽しい!』と言っていたのですが、なんとなくその気持ちが伝わるくらい『ネガティヴガールズ』での跳ね方なんかは見ていて爽快でしたね。
ぽんちゃはちょっといつもと違う?歌い方というか、フレーズの最後、伸ばしてたはずの場所を切っちゃったりしていたんですが、逆にそれがいつものぽんちゃと違った「かわいいだけじゃないぽんちゃヴォイス」みたいな感じで新鮮でした。
ちなみに今日は上手側にいたんですが、『Blue,Green,Red and Gone』の「めぐる〜」のところのぽんちゃを対角線上で見てみるときりっとしたぽんちゃの顔が見られてなかなか良い表情をしてるなーという発見が今更ながらにありましたとさ。
Nao☆ちゃんは今日もかわいかったです(3回目)。
というのはまぁいつも通りだとして。ちょっと『裸足のレインボー』での声の出し方を変えたのかな?と感じました(裏取り無し)。
MCはいつも通りの構成です。
MC①=地元話
MC②=グッズ紹介
MC③=サトウ食品コラボTシャツ抽選会
でした。
MC①では自己紹介の時にNao☆ちゃんが「おさっさなNao☆です!」といきなり方言を使った挨拶。「おさっさな?」と思う間もなく(確か)Nao☆ちゃんから「おさっさな、って知りませんか?」と客席に振る・・・も全く反応なしw(山梨の人結構いたのに!)
「おさっさ」とは「おっちょこちょい」という意味らしく、それをネットで調べ、手のひらに書いてステージに出てきて、消えたりしないか心配しながら最初の四曲をこなしたとの事。今回は大成功!とは行かないまでもこういう試みは大事というか今までの2回と比べて違う振り方になっていて考えてるなーと思わされました。
今日のMC①はNao☆ちゃんの暴走っぷりがとてもハマっていて
・確かぽんちゃ「今日でツアーも三回目ですが!」
Nao☆「三度目の正直!」
確かかえぽ「いやいや、今までもちゃんとやってきたよ(笑)」
・ぽんちゃ「(色々と例をあげて)山梨県は果物の生産数日本一位!」
Nao☆「♪ナンバーワンにならなくてもいい〜」
確かぽんちゃ「いやいや、そこは一番大事でしょ!」
・ぽんちゃ「山梨県出身の有名人といえば!セーラームーンの作者の方(武内直子先生ですね)!レミオロメンさん!森進一さん!」
Nao☆「おふくろ〜さんよ〜」(物真似)
・(恋のExpress Trainへのフリとして)
Nao☆「みなさん、寒いですか?」
客「あつーい!」
Nao☆「雪も溶け、紅葉が・・・」
(客爆笑)
かえぽ「ちょっとー(苦笑)」
Nao☆「歌う前に笑わせないでくださいよ!」
とまぁこんな感じでやり放題でした(笑)
「雪も溶け、紅葉が・・・」の前にも山梨の名所?である「ほったらかし温泉」の話をした時にも「朝入ると夕陽が見えてー」という言い間違いをしていたNao☆ちゃん。
狙ってるのか狙ってないのかわかりませんけど、ホントMCはいい感じでここまでツアーを過ごせているなーと思います。
MC②に関しては先週推し気味だったスウェットではなく、キャップを推し気味に宣伝。このキャップを被るとおしゃれに自信がない人も自信がつく!」という動きをNao☆ちゃんがひとりコント的に行う、という。あのときのキメ顔がなかなかに可愛かったです。
ちなみにこの段階まで一度も「ゲッツ!」を使っていなかった事は秘密です(笑)
MC③の抽選会。今日は結構いつも東京で見かける人も多く、そういった心のよご・・・げほげほ。そういったいつも頑張っている方々に当たる事が多かったなーと思いながら、まぁ粛々と抽選の様子を見ていたのですが、最後の一名に当たったときは今日一番の見せ場だったかもしれません。
地元山梨の方で、多分いままでそこまでNegiccoのライブ等を見ていなかった方々だったんだと思います。当たった瞬間、当選した女性が感涙。そしてそのまま後ろからの後押しもあり、道が開き、最前列ど真ん中へ(泣いたまま)。
するとステージでその位置までNegiccoの三人がかけより竹内まりやさんの「元気をだして」の一節、「涙など〜見せない〜強気な〜あなたを〜こんなに悲しませた人は誰なの〜」とアカペラ歌唱。
終演後、その女性とお話をする機会があったのですが、すごく喜ばれておりました。
自分もNegiccoを追いかけ始めて2ヶ月もしないくらいの段階で、こういった抽選会でTシャツを当てた事があるんですけど、ああいうのってすごく嬉しいんだよなーと当時の事を思い出したり出さなかったり。
最後にすごい余談ですが、前から2,3列目にいた自分。位置が悪かったのか、『トリプル!Wonderland』の時になぜやたら滅多自分の顔に証明が当たっていたらしく、ステージからよく見え、かえぽとNao☆ちゃんは笑いがこらえきれなかった、との事でした。多分かえぽにアクシデントがあったのは僕のせいなんだろうと思います。
Negicco live tour Rice & Snow 埼玉公演
昨日に続き、Negiccoの1st tour 「Never give up Girls! & Rice & Snow」の2つ目、埼玉公演に参加。
場所がヘブンズロック埼玉だったんですけど、まぁ前々から良いイメージない箱なんですよね、個人的に。
という事で雨が降る中、電車に揺られさいたま新都心駅まで。
まぁ言うて乗り換え一回。テンションなどあげるところもなく、電車の中の粛々とSilent Sirenのニューアルバム「サイレントサイレン」を聴いていたわけですが。
余談ですが、Silent Sirenのアルバム、予想してたよりは全然良いんですよねー。メンバーの誰かが「聴くきっかけになるなら良い」って言ってたんですけど、「読者モデル出身」っていう肩書きでファンを引っ張りやすい反面、敬遠もされる要因になりかねないんですよね。
音楽的な幅的にまだ広くなるとは思うんですけど、まぁ一回聴いてみられるとよろしいんじゃないでしょうか、って思います。ちなみに僕はゆかるんが好きです。
閑話休題。
今日のセットリストです。
1.トリプル!Wonderland
2.フェスティバルで会いましょう
3.イミシン☆かもだけど
4.1000%の片思い
MC①
5.スイート・ソウル・ネギィー
6.Blue,Green,Red and Gone
7.二人の遊戯
8.圧倒的なスタイル
9.自由に
MC②
10.ライフ・イズ・キャンディー・トラベル
11.ネガティブガールズ(ぽっぽ焼き部分が「十万石まんじゅう」)
12.Negiccoから君へ
EC
MC③
EC1.クリームソーダLove
EC2.パジャマ・パーティ・ナイト
EC3.ときめきのヘッドライナー
EC4.さよならMusic
でした。
MC①は「埼玉のイメージ」。多分ここでのMCではその地域話が鉄板化するんだろうな、って思います(一番無難で一番楽しいテーマだと個人的には思います)
新潟から東京までの車移動が多いとの事で、埼玉がなければNegiccoはなかったというわけで深夜まで食べ物をやっている「三芳PA」とかえぽ。(で、確か「埼玉は大事なところ」→「ダイジナトコロ」をワンフレーズという流れだったはず)
【骨髄バンク】 ダイジナトコロ / TEAMダイジナトコロ(ベイビーレイズ・LinQ・Negicco・バニラビー ...
で、一通り話が終わったところで一回ぽんちゃ仕切りでそれぞれに振って行く形に。
Nao☆→先の話を受けてPAの話。化粧をPAで落とす事が多く・・・という話から最近はライブハウスで落としてから帰る事が多くて、ファンの人に見られたら・・・という話になったのですが、ここで先日行われた代官山LOOPでのMixed Upの日の話に。
代官山LOOPだとほぼ間違いなく出待ちの人がいるそうで、その日もライブ会場で化粧を落としてしまったNao☆ちゃん。(確か)色々どうしよう的な事を思いながら、外に出たらその日はまさか誰もおらず、「誰もいないんかい!」と思ったそう(笑)
かえぽ→「十万石まんじゅう」。CMのイメージが強いそうなんですが、映像を初めて見たとき「古いCMだな」と思ったそう。
客席から「30年前からやってる」という声があがり「それって・・・東新潟自動車学校」と話が発展。
ここのOGであるNao☆ちゃんですが、一人厳しい指導教官がいて、「何が親切指導じゃ!」と突っ込んでいる様子がとても可愛かったです。(ちなみにS字クランクで落ちたそう)
で、ぽんちゃが「深谷ねぎ」「クレヨンしんちゃん」「Nack5」。司会役だけあってよくまとめたなーって思いました。
また今日のお客さんは緩く、反応がやや遅くNao☆ちゃんが「みなさんちゃんと教育受けてきましたか!わかったら『はい!』っていうとかさ!」とごちていたんですが、そこにかえぽが「でもそんな殺伐とした(うろ覚え)ライブもやだよw」なんて返しておりました。こういう感じ好きですけどねw
個人的な感想ですが、今週はNao☆ちゃんのMCのキレが良いなと感じたんですが、サッカーで言うとぽんちゃが遠藤的な役割に収まってNao☆ちゃん走らせて、戻ってきたボールをかえぽとぽんちゃで展開させていく、的な形がNegiccoのMCの理想的な形なのかもなーなんて思いました。三人誰でも点を取れはするんだけど、ゴール前まで持って行けるのってなんだかんだNao☆ちゃんな感じがしていて、一回Nao☆ちゃんに当ててからどう収めてどうフィニッシュに持って行くか、っていうところが確率すればグダグダMCも減って行くのかもしれません。(僕はグダグダMCが好きなんですけど)。
で、MC②はグッズ紹介。
昨日の千葉公演でNegiccoスウェットを「Perfumeさんも持っている」と告知したら売れ行きが良くなったそうですwそんな流れから昔やっていたという「かえゆかです!なぁ〜ちゃんです!めっちです!」というPerfumeオマージュのメンバー紹介を披露。確か一回目は順番を間違えていたような感じでした。
MC③は「サトウのごはん」のCMソングをアカペラで歌ってからのTシャツ抽選会でした。
ライブ自体の感想としては野球でいうと全員QS(クオリティ・スタート)できたなーという感じでした。特典会終わりにかえぽが言ってた事と同意見なんですけど、ツアーって100点重ねる類いのものじゃなくて、野球でいうところのローテーションをちゃんと守りきる事に意味があると思っているので、極端な話土曜日に「ん?」って部分があっても日曜日によりよくなってればいいわけで、12年選手に対して失礼な考えかもしれませんが、そういう修正能力とかっていうのも今までより(ヲタ的には)見られる、(メンバー的には)培える良いチャンスなんだろうなーって思います。「ときめきのヘッドライナー」ではマイクの電池が切れるアクシデントに見舞われたりしましたが、まぁその辺は慣れっこですよね、きっと(笑)
雑感としては「ライフ・イズ・キャンディ・トラベル」のBメロのところのかえぽ、とても良かったなーなんて思いました。インハイのコーナーに絶対打てないようなボールがびしーん!と。こういう一球観にきてるんだよなー、ツアーは!と思いました。
ぽんちゃも歌はちゃんとまとめたし、ダンスもぽんちゃらしく大きく動けてたなーっていう感じです。ただまぁそれ以上に先述のMCでのポジショニング(トークする上での)が良かったですね。
そしてNao☆ちゃんは可愛かったです(二回目)。
で、まぁ肝心の箱なんですけど、俺の知ってるヘブンズロックでした←
雨っていうアクシデントはあったんですけど、入れば何でもええんかって世界で入り口から見て一番奥にあるドリンクコーナーに行き着くのにすら技術がいる程度に詰めるって誰が幸せなんだ、って感じるんですよ、個人的に。
開演前には熊さんが、開演してからはぽんちゃが「ちょっとずつ詰めて!」と促してまぁそこそこ入るようにはなったんですが、ラインダンスした瞬間元の木阿弥になってしまったわけで。東急かよ。
ステージの高い箱だから入れば見られるし、ライブハウスってそういうものだし、キャパっていうのは経営にとっての死活問題なのかもしれないけど、よっぽどじゃなきゃまた訪れたいとは思わないんですよねー(もう何度目だかわからないけど)。
ちなみに今日はネギ券が枯れてそこそこ買えてない人がいました。充分数もってこいよ、っていうのもわかるんですけど、「いつまで あると思うな 特典券」の段階に入ったのかもなーとポジティブに考えるようにしますw
というわけでちょっとコンビニ行ってきます
【追記】
昨日の千葉からNao☆ちゃんがやり始めた「ゲッツ!」ですが、ツアー中はやり通すそうです。
というのも考えがちゃんと有って、「最新のネタもいいけど一発屋と言われながらも頑張ってるダンディー坂野さんへのリスペクト(意訳)」的なものがあるんだとかないんだとか。ツアー経て行く中でこれが何らかの面白い進化を遂げていくのかなぁーどうなるのかなーという二日目です。
Negicco live tour Rice & Snow 千葉公演
というわけで今日はNegiccoの1st tour 「Never give up Girls! & Rice & Snow」初日でした。
東京の横という事で、割とすぐ着くんじゃないかと思って乗った総武線。
これが遠いのなんので(各停に乗ってしまった為)、電車乗りながらChage & Askaの「万里の河」とか聴くとテンションがダダ下がりでした。
というわけでセトリです。
1.パジャマ・パーティ・ナイト
2.新しい恋のうた
3.1000%の片想い
4.アイドルばかり聴かないで
MC①
5.ルートセヴンの記憶
6.裸足のレインボー
7.二人の遊戯
8.Blue,Green,Red and Gone
9.相思相愛(あら恋Remix)
MC②
10.光のシュプール
11.さよならMusic
12.圧倒的なスタイル
13.トリプル!Wonderland
EC
MC③
EC1.自由に
EC2.ときめきのヘッドライナー
でした。時間にして丁度2時間くらいですかね。
『新しい恋のうた』でいきなりNao☆ちゃんが「ゲッツ!」とかいう懐かしいネタをいきなりぶっ込んできたらそれがぽんちゃ、かえぽにも感染してやたら「ゲッツ!」を言ってた気がします(一人一回しか言ってないんですけどね)
MCは
①『千葉のイメージ』
Nao☆ちゃんが「私はNegiccoのゆるキャラなんで」という事で「ゆるキャラ」。
うなり君だとかふなっしー、ちーば君なんかがいるそうです。ちなみにNao☆ちゃんの「ちーば君」の発音が「ば」にイントネーションを置いててちょっと面白かったです
で、なんかの流れで「食べ物」。ホワイト餃子?落花生?とかが有名だそうです。
客席から「菜の花!」という声が一回あがったのを拾わず、少し間を置いてからぽんちゃが「お客さん誰も言わなかったけど、千葉といえば菜の花ですよ!」と切り出したのに対して(確か)かえぽが「さっき上がってたよね」なんて返してる辺りが良い意味でいつも通りだなーという感じでした。
こういうお客さんとのやりとりはツアーっぽくて好きだそうで。まぁあのハタハタとかね(以下省略
②グッズの紹介
まぁよくあるコーナーですよ。バンダナが衣装と同じ素材だそうなんで、縫い繋げば衣装ができるとかできないとか・・・
で、またも流れで血液型の流れになって、やめたMiku氏含めて全員血液型が違う、という話でした。
③抽選会
各会場10名にサトウ食品さんとのコラボTシャツが当たるそうです。(チケットの整理番号)
ライブの感想としては野球で言うとかえぽ投手に腕を振り切れないところが何度かあって力のないボールがちょいちょい見えたというかストライクとボールがはっきりしていた感じがしました。ぽんちゃ投手もちょっとボールが抜けるところがあったなーというイメージ。Nao☆ちゃんは可愛かったです(甘やかし)
というのもあって『Blue,Green,Red and Gone』なんかは入り込めないところがあったりした(結構気になっちゃって)んですけど、綺麗にハマるとハーモニーすごい綺麗な曲なので魔球なんだなーと改めて思いました。
まぁ長丁場でやるライブっていうのは久しぶり(といっても1ヶ月)だし、この尺を移動込みで毎週やっていかなきゃならないわけなので、残り15カ所をどう乗り越えて、5月5日の新潟県民会館でどうなるか楽しみです。
すごい余談なんですけど、会場名、千葉LOOKっていうんですけど、多分LOOKできるやつなんて前四列目くらいまでじゃねぇか!と思ってたんですよ、最初は。
でも気がついたんですよ。LOOKというのは何も目で行うものだけじゃなくて、目じゃない何か、例えば心の眼とかで見える何かっていうのもあるんじゃないかと。そういうものに気がつかせてくれる禅のような箱なんじゃないかと思いました(白目
っていうか千葉LOOKみたいな規模でMCの時とかケチャで前がかがむのって優しさなのでしょうかエゴなのでしょうか。そんな事を思いながら目では人の頭部を、心の眼では違う何かを見ていた一日目でしたとさ
最高のMLB入門書
2月にもなり、NPB各球団はキャンプ入り。球春到来、開幕が待ち遠しい今日この頃。
という事で今日は野球に関する書籍について少々。
かつては夢舞台であった、MLBですが、今やメジャー、マイナーに関わらず毎年のように日本選手が移籍し、NHKでの試合中継やスポーツニュースで当たり前のように取り上げられるになりました。
が、NPBと比べて野球機構の構造が複雑(それだけしっかりした組織だと言う事だと思いますけど)だったり、頻繁に移籍が行われる(シーズンオフのFA移籍だけでなく、シーズン中の移籍、とりわけ移籍期限の7月末は大型トレードも多いですね)事もあって、所属選手が覚えにくい等でNPBに関してはとても詳しいのにMLBはそこまで・・・という方も自分の周囲にちらほらいたりします。
贔屓チームを一個決めて、NHKの中継なり、MLB.comなりで試合の結果やstatsなんかをずっと追って行けば自然と広がってきたりもすると思うのですが、これはこれで暴力的というか、いきなりリフトで山頂に連れて行かれ滑ってこい、という形でスキーやスノーボードを教えられるようなもので、誰にでもできるものではあるまい、とも思っています。日本からMLBに行く人も増えた一方、MLBから日本に来る人も増えた昨今では、その選手(例えばメッセンジャーとか)から話を膨らませていくというのも一つの手なのですが、断片的というか細切れなエピソードの紹介でしかなく、一MLB好きとしてはもっと何か良い手段はないものかと思っておりました。
そんな中、入門書として実に良い書籍が出ておりました。
筆者の田代学さんはサンケイスポーツの記者をされており、イチロー選手がマリナーズに移籍した2001年から2013年までMLBの担当をされており、日本人記者としてはBBWAA(全米野球記者協会)の理事やワールドシリーズの公式記録員を務められた方。
あとがきに書いてあるのですが、記者として『MLB』をしっかり取材されてなければどちらも任せられる事のない大役で(BBWAAに所属する事すら楽な事ではないようですけど)、記者としての腕はお墨付き、という事だろうと思ってます。
で、肝心の中身なのですが、2013年のサンケイスポーツ東京発刊50周年記念の企画の一つとして2012年のサンケイスポーツ紙面に掲載された連載を加筆・修正したもの。
3部構成となっており、1部はノーラン・ライアン、ジャッキー・ロビンソン、ベーブ・ルースと言った伝説のプレーヤーの記念館等を訪れ、そこを糸口に掘り下げたもの。
2部は球場やルイビル・スラッガーズ社、スタイナースポーツ社等ややビジネス的な側面からMLBを考察したものになっています。
そして3部はインタビューとなっているのですが、パド・セリグ(元MLBコミッショナー)やバーニー・ウィリアムズ(元NYヤンキース)といった有名どころだけでなく、ジョージ・キング(NY post記者)やブルース・フローミング(元審判)という想いもせぬ人選がなされています。
1部であれば「ビッグ・レッド・マシーン」、2部であれば「カナダ野球殿堂博物館」や「建設設計事務所ポピュラス」、3部ならナックルボーラー「フィル・ニークロ」等類書でもなかなか触れないであろうというところもきちんと取材をしており、アキ猪瀬さんだとか福島良一さん位MLBに詳しい人でもない限り何かしら学べるものがあると思います。(というか写真がふんだんに盛り込まれており、それを見るだけでも購入の価値はあると思います)
この書籍は300ページ程あるのですが、巻末の「MLB全球場ガイド以外全編に4色カラー印刷されているにも関わらず、本体価1800円と購入しやすくて、版元である東京書籍さんはすごいなと素直に思いましたw
この書籍でMLBの歴史や環境について大筋を学んだら、自然にMLBに関心が持てるのではないかと思いますが、せっかくなので他にオススメの書籍もあげておきます。
「はるかなる野球大国をたずねて」を読んだ後なら復習書的な感じも強いと思います。内容的に重複するところはあまりないので、知識の肉付けになるのではないかと思います。
こちらは向井千秋さんの夫として有名な向井万起男さんによる著作。
朝日新聞で連載している「大リーグが大好き」の連載をまとめたものなんですが、マニアックというかアメリカ野球だけでなく、野球を切り口にアメリカ社会についてまで触れられる事もしばしば。エッセイなので、すごく読みやすいです。
『その女アレックス』 感想文
年末年始用に本を買い溜めするのが習慣なのですが(積ん読いっぱいあるのに)その買い溜めの中で買った一冊がこの『その女アレックス』。
あまりネタバレのないように記述したつもりですが、万万が一ということもあるので、知りたくない方は閉じていただいたほうが良いかとおもいます。(責任は取らないっす)
帯の宣伝文に「『このミステリーがすごい』、週刊文春、早川書房、IN★POCKETで一位を制覇、史上初6冠!」と書いてあって、「そもそも6冠とはなんなんだ」って 突っ込みたくなったんですが、ひっそりと帯に書いてあったイギリス推理作家協会賞とリーヴル・ド・ボッシュ読者賞なんでしょうかね。
それはさておき。あらすじとしては「アレックスという女性が誘拐され、アレックスを救出すべく警察が捜査をする」なんですが、背表紙にも書いてある通り、ここまでは序章。
帯には「101ページ以降の展開は誰にも話すな」とも書いてあるんですが、これは訳者あとがきの言葉を借りると「ネタバレを恐れてというより、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うから」というのが言い得て妙だなとおもいます。
ミステリーは読みながら先を色々予想しながら読むものだと思うんですが、まぁ次から次に裏切られるというか予期せぬ方向に転がっていくといいますか。終着点だけぶっ飛んでればいいだろ、的なミステリーもなくはないと思ってるんですけど、『その女アレックス』に関しては導入から終結点までの展開がなかなか見事だなぁと思いました。
ミステリーだからというのもあるし、アレックス視点と警察パートで細かく節が切ってあるのでサクサクと読むことができると思います。
うん、プロット話せない読書感想文ってめちゃくちゃつまらないし、書きにくいものですな。