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三年ぶりに若月佑美さんに会いに行った話

乃木坂46の握手会にいってきた。あらかじめ言っておくが、この話にオチはない。

 

バレッタ」から行かなくなっているので3年数ヶ月ぶりである。

なんでそんな久々に乃木坂46の握手会に足を運んだのかというと金曜にアンダーライブを観ていたからでもないし、3期生に逸材を見つけたわけでもない。ただなんとなく推しに会ってみようと思ったからである。

 

自分の乃木坂46の推しは「ぐるぐるカーテン」の頃から一貫して若月佑美という子である。推しとなった理由は少し変わっていると思う。

 

実はデビューする直前までの乃木坂46には興味がなかった。「ぐるぐるカーテン」の全国握手会(確か3/3によみうりランドでやったやつ)の前日、前々日と先輩に付き合って他のアイドルの握手会に行っていたので「それなら三日連続で行ってみるのもいいだろう」、そういう気持ちで握手会に参加したのがきっかけだった。

そんな動機なもんだからそもそもメンバーがわからなかった。CDを買った帰り道で一生懸命メンバーを調べたけども、どれもピンとこない。そこで開き直った自分は縁も大事ということで「封入されている生写真の人にしよう」ということでめでたくひいたのが若月佑美さんだったというわけです。

で、握手会当日。ちんたらとよみうりランドに行ったはいいものの、はてさて話す内容がない。そりゃそうだ、写真を引いたという理由で来ただけなんだから話せる内容などあるはずもない。無理に繕ってもしょうがない、別に次があるわけでもないし、ありのまま言えばいいやと、「写真が当たったんで、これも縁かと思って握手をしにきました」。そう若月に伝えたところ、「え!それできてくれたんですか!すごい嬉しいです!大事にしてくれますか?大事にしてくださいね!またきてください!」。そんな反応をされた。あの時は極楽門の外で剥がしも二人一組に対して一人しかいなかったので、もう少し話をしたような気もする。まぁ細かいところはもう忘れてしまったが、「大事にしてくれ」と言われたこと、自分が剥がされてもなお手を離そうとせずに話しかけてくれたことはしっかりと覚えている。「あ、ありがとうございますー」くらいの対応を予測していた自分からするとすごい食いついてくる感じというかなんか一生懸命な感じと当意即妙な返しができるところが気に入って推すようになる、と流れである。

その後、写真を集めているヲタクに声を掛けられて、その大事にしろと言われた写真を交換してくれとお願いをされたのだが、「本人に大事にしろって言われたんですよ」という理由で断らせてもらった。サインが何かが入っているわけでもなく、何千と印刷された単なる印刷物。また同じものを手に入れればいい話なのだろうけど、どうしてもその時は手放せなかったし、今も手放さずに持っている。(下の画像)

 

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閑話休題。そこから定期的に若月のイベントに参加するようになったのだが、初めの方は若月のお客さんは本当に少なかった。

いわゆるまとめ出し(枚数の分だけまとめて握手する時間が確保されるやり方)をしようと思って取ったチケットもなんだか申し訳なさを覚えてループ(1枚出しを繰り返すやり方)に切り替えた事は一度や二度ではない(というかデフォ)。

その分一期生の割に初選抜を一緒に喜べたりとか徐々に人が増えて行く感じなんかを体感できてそれはそれですごく楽しかったんだけども。

 

そんな中「バレッタ」で二期生が入ってきて、二期生にどうも納得がいかないと思っていたし、自分も自分で忙しくなって、行けずじまいになっていくうちに自然と足が遠のいて三年と数ヶ月・・・だったわけですが、これがなぜ行こうと思ったかというと平たく言えば「飲み会の勢い」である。

 

新年早々安居酒屋で友達(ヲタ2人)と喋っていた時、「アイドルはどこまでファンを覚えられるのか」という話題になった。

 

友人S「なかなか覚えられないけど、一回覚えたら忘れないって子もいるよね」

友人U「あーそれ、わかりますね」

わい  「でもほら、時間経つと忘れるやろ。若月とかもう俺忘れてると思うよ、三年経つし」

友人S「若月は絶対に覚えてる。あの子は頭いいし、最初にいた人は覚えてるでしょ」

わい  「いやぁそんなことねぇだろー。じゃあ今度行ってみるか!」

 

こんなノリである。覚えられてることを期待してたわけではなかったけども、今握手会の動員もすごいと噂に聞く乃木坂46のメンバーが果たして覚えられてるものかという興味本位だった面もなかったとは言えない。ただまぁダメで元々、とにかく行ってみることにした。

 

そしていざ行ってみたらこんな具合である

 

毎回のべ数千人相手にすることを3年繰り返していたのだが、のべ数万人の顔くらいは見ているはずだと思う。にもかかわらず、三年ぶりに顔見ただけで反応されるのだからありがたい話である。それだけじゃなくて暖かい言葉をかけてくれて、それでなにかが(何かは自分でもよくわからない)救われた気持ちになったんだから、アイドルというのは本当にすごい仕事なのかもしれない。

規模が大きいアイドルだとどうしても時間が短いし、コミュニケーションの不完全燃焼ってのも覚えると思う。でもそれってきっと時間の長さの問題とかじゃないんじゃないかと思う。目立つ服装してなくたって、名前を名乗らなくたって(どっちも俺やってねぇ…)案外アイドルはヲタクを見ているし、真摯に向き合ってくれてるのかもしれない。

そう思わされた日曜日でした。

 

会場を出て見上げた空があまりに青く綺麗で、思わず僕はこう呟いちゃいましたよね

 

「何度目の青空か・・・」

 

 

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