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古本屋でのどうでもいい話

ふと立ち寄った古本屋で読んだことはないのだけど、何故かタイトルに覚えのある本を見つけた。

自分の興味のある分野でも理解できる分野でもないのに何故覚えていたのか少し考えこんで、かつて親しかった友人がとても欲しがっていた本だったということは思い出す。

 

この本は既に絶版になっており、もう市場には出回っていない。大げさに考えれば、この本を手に出来るの最後の機会なのかもしれない。

 

しかし本当にこの本を欲しがっていた友人とも疎遠になり、しばらく経つ。もしかするともう2度と会わないかもしれない、その友達と会う最後の機会をもはや失っているのかもしれない。この本を「欲しがっていた本を見つけた、買っておいた。あげたいからついでに酒でも飲もう」と久しぶりに再会する口実にするのも有りなのかもしれないが、多分今お互いの人生にお互いが必要なわけでもなく、そもそもまだこの本を欲しがっているのかわからない。

どうしたものか迷った挙句とりあえず購入することにした。いつか何処かで会ってまだ必要としていればあげれば良い。しかしそんな機会がなかったら。結局その答えは出ることはなく、自宅への帰路でパラパラめくっては見て、改めて自分には必要な書籍であることを確認する。

 

人はもちろん本もCDも一期一会というかタイミングが全てなのだなぁ。